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吸収塔で使用されるモレタナ(多孔板棚)の特徴って何?

排煙脱硫装置の吸収塔で、モレタナを使用する構造があります。モレタナとは堰と溢流部のない多孔板棚のことです。この棚の開孔率を25~60%と高く取りガス空塔速度を従来以上に大きくして、ガス吸収、除塵装置として開発したものがモレタナです。モレタナを吸収塔として使用した排煙脱硫処理の主な特徴は以下の通りです。
1.構想がシンプルで吸収塔内のガス空塔速度が速い。
2.吸収塔内の気液混合が激しいので、付着閉塞がない。
3.送風動力と送液動力を抑えることができ、消費電力が少ない。
4.処理ガス量の変化への追従性が良く、除去率を悪化させない。

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